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周術期等口腔機能管理ってなに?

2019年4月24日(水)

今回は、周術期等口腔機能管理(しゅうじゅつきとうこうくうきのうかんり)についてのお話です。

 

周術期(しゅうじゅつき)とは、手術前•手術中•手術後という意味です。対象となる患者さんは、全身麻酔下での手術*を受ける方、がん治療(手術、化学療法、放射線療法)、緩和ケア、骨髄移植を受ける方です(*全身麻酔を受けられるすべての方が対象となるわけではありません)。周術期口腔機能管理というネーミングの中に、「等(など)」が含まれているのは、周術期(手術関連)以外の患者さんでも対象になるからですね。これらの治療を受けられる方は、お口に関するトラブルが起こりやすいため、トラブルが起きないように事前に歯科が介入することが望ましいのです。どんな治療を受けるかによって、お口のトラブルは異なります。治療を担当する主治医の依頼を歯科が受けて、患者さんの同意が得られたら、口腔機能管理の介入がスタートします。

歯科のみならず、主治医、麻酔科医、看護師、薬剤師、管理栄養士など他職種が周術期チームを結成して、患者さんの治療をサポートしている病院もあります。岡山大学病院:PERIO(周術期管理チーム)、川崎医科大学附属病院:周術期外来、倉敷中央病院:PMT(周術期管理チーム)、倉敷リバーサイド病院:周術期管理外来(ペリオ外来)など。特に、手術中などの入院中のお口トラブルは病院内の歯科が対応することが多いのですが、病院内に歯科がない場合や入院前•退院後などはかかりつけ歯科医院が周術期等口腔機能管理を行います。主に行う内容は、お口のチェック、感染源の除去(むし歯や歯周病などの治療、必要に応じて抜歯)、必要に応じてマウスガードの製作などです。お口のトラブルについては次回のブログにてお話しますね。

 

非常にわかりにくい文章になってしまったかもしれません(泣)。対象になる方がいらっしゃれば、なるべく早めにかかりつけ歯科医院にご相談されて、万全の体勢で治療にお臨みになられることを願います。そして治療の成功を心よりお祈り申し上げます。

はすのは歯科でも積極的に周術期等口腔機能管理に取り組んでいきたいと思います!!